首里城が燃えたのはこれで5回目!?
先日未明に驚くべきニュースが入ってきた。
首里城が燃えた。
ニュースにもなっており、ほとんどの人が知っていると思います。今回は、首里城の歴史を紐解いていこうと思います。
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首里城
みなさんはそもそもの首里城をご存じだろうか。
首里城は沖縄県南部にある城です。かつて沖縄に存在した王朝「琉球王朝」の王城で、沖縄県最大規模の城だったと言われています。
今回焼失した建物は復元で、実物は第二次世界大戦中の沖縄戦で破壊されています。
1度目(1453年)(琉球王国時代)
1度目の焼失の原因は、琉球王国時代にまで遡ります。
王様が亡くなり、次の王様を選ぶ王位争いによって城内は完全に破壊されてしまいました。この争いを「志魯・布里の乱(しろ・ふりのらん)」と呼びます。
後に再建されます。
2度目(1660年)(琉球王国時代)
2度目は火災で首里城は全焼しました。
後に再建されます。
3度目(1709年)(琉球王国時代)
またもや火災で全焼してしまいました。
1712年から1715年にかけて首里城は再建されました。
4度目(1945年)(沖縄県時代)
第二次世界大戦の最中に、日本軍は首里城の地下に軍事基地を設営しました。それによってアメリカ軍に狙われ、攻撃を受けて破壊されてしまいました。
その後首里城は復元され、1992年に首里城公園として開園します。
復元工事が完了したのは2019年の1月で、再建に30年もの年月がかかりました。
5度目(2019年)(今回の火災)
https://www.jiji.com/sp/article?k=2019103100862&g=soc&p=20191031at82S&rel=pv
2019年10月31日未明に火災が発生しました。火災によって、正殿、北殿、南殿が焼失しました。
正殿が火元と見られています。スプリンクラーは、城内にには設置されていなかったとのことです。