高校生が銃で撃たれる!?香港のデモ隊は、結局何をして欲しいの?
最近、ニュースでよく話題になっているニュースの一つに中国・香港のデモがあります。
「デモ活動をしているということは、何かか会えて欲しいところがあるのかな〜」という軽い感じで見ていますが、結局彼らは何を求めているんでしょうか?
高校生が銃で撃たれて重傷
テレビで多く報道されているので、多くの方が知っていると思います。
つい先日も、デモに参加していた高校生が警官に撃たれて、重傷を負ったというニュースがありました。
ニュースの映像には、警官に殴りかかる高校生の様子と、その高校生に向かって至近距離から銃を撃つ警官の様子が映っていました。
私は、大変驚きました。
動画では、2発ほど撃っているように見えました。
警察は「自衛のための発砲であり、合法」と主張している。
世間の反応
このニュースに対して、
「棒しか持たない生徒を、なぜ銃撃する必要があるのか」
「警察を許さない」
「歯止めが効かなくなっている」
https://www.sankei.com/world/news/191002/wor1910020033-n1.html より
と、高校生を銃撃した警察に対する批判の声が多く見られる一方で、
「先に攻撃したのは、高校生の方だ」
などと、警察を擁護する声も多く見受けられる。
デモ隊は、どうして欲しいの?
ところで、デモ隊の要求は何なのでしょうか?
ご存知ですか?
要求は5つあると言われています。
それが、5大要求です。
- 逃亡犯条例改正案の撤回
- デモを暴動と認定したことを取り消す
- デモでの警察による暴力を調査する委員会の設置
- 拘束されたデモ参加者の解放
- 普通選挙の実現
の5つです。
逃亡犯条例改正案
逃亡犯条例とはいわゆる「犯罪者引き渡し協定」のことです。
香港は中国の一部ですが「一国二制度」といって、別々の制度で運営されています。
香港は中国と犯罪者引き渡し協定を結んでいません。
これを結ぼうというのが、今回の改正案です。
なぜ反対?
簡単に言うと、例えば、
中国で中国政府の悪口を言うと、罰を受けます。
しかし、香港で言えば、受けなくて済みます。
「一国二制度」で、法律が違うからです。
今回の改正案が通れば、香港でも悪口を言えなくなります。
香港で言った悪口が中国にバレたら、中国の刑務所に引き渡されます。
これを防ぐために、改正案に反対しています。
改正案は撤回
しかし、この要求はもうすでに満たされているものと思われます。
政府は改正案を、9月4日に正式に撤回しました。
デモ隊が勝ったということです。
残りは4つです。
デモ隊がへばるか、政府が折れるか。
これは、我慢比べのようなものになってしまったのではないでしょうか。