知ること。それは、生きること。

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国連で少女が怒りのスピーチ。でも、世界は変わらない。

9月23日ニューヨークで開催された「気候行動サミット」で一人の少女のスピーチが話題を呼んでいます。

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https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3786475.html より

 

 

環境を守る少女。

その少女とは、16歳のスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんです。

トゥーンベリさんは、今回のサミットに参加するために、二酸化炭素を多く輩出する飛行機に変わって、ヨットで大西洋を横断してアメリカに着きしました。

 

トゥーンベリさんは15歳の時に(2018年)に地球温暖化に何も対策しない大人たちに抗議するために、毎週金曜日に学校を休んで議会の前に座り込む「学校ストライキ」を始めました。

 

そしてトゥーンベリさんはスピーチで各国首脳に対して怒りのスピーチを行いました。

 

スピーチの内容

「各国は環境問題に取り組もうとせず、お金や経済発展のことばかり考えている」

「そのせいで多くの人々が苦しみ、死んでいる」

「すべての生態系が破壊されている。私たちは、大量絶滅の始まりにいる」

「現状の解決は私たちの世代に任せっきりにされている」

「あなた(各国首脳)たちは私たちを失望させている・裏切っている」

「私たち若者は、その裏切りに気づき始めている」

 

スピーチに関する世間の反応

 「彼女の情熱的な演説は素晴らしいが、首脳陣らの心には響かないだろう」

「私たちは目を覚ます必要がある」

など、彼女に賛同する意見が多く見られた。

 

 「彼女は、自分が思っているほど輝かしく、利他的ではないだろう」

などといった、批判的な意見も多数見られた。

 

また、トゥーンベリさんの主張に賛同する世界中の若者たちによって、彼女が始めた「学校ストライキ」は各地に広がった。

 

彼女のスピーチは「きれいごと」なのか

このスピーチに対して私が思うのは、

 

「大人になれば、あなたも少しは分かるだろう」

 

ということです。

彼女は「経済発展より自然を守るべきだ」と主張しました。

これは、とても難しいことです。

世界には、経済が必要です。

グローバル化した社会では、お金が世界中を回っています。不景気は連鎖し、自然問題より深刻な問題を引き起こすでしょう。

 

誰もが皆、「地球環境を守りたい」と思っています。

しかし、「お金を稼ぎたい」「豊かになりたい」とより強く思っているでしょう。

これらを順序づけた時、1番に「地球環境を守りたい」がくる人は世界に何人いるでしょうか。

きっと、「お金を稼ぎたい」が1番にくる人の方が多いでしょう。

これが、環境問題の実態です。

 

一度に2つのものは手に入れることはできません。

国がお金儲けより環境問題の解決に力を注げば、その国の人はお金を稼ぐことができなくなります。

企業が儲からなければ、税収が下がり、景気の低迷をもたらすでしょう。

 

最近、似たようなことがあったじゃないですか。

アマゾンの森林火災です。

 

※アマゾンに火が放たれた理由は以下

everyday-news.hatenablog.com

 

人はお金のためなら簡単に1つの森を焼き尽くせる。

しかし、子どものために木を1本を植えることはできない。