暴力団がいなくなった未来はどうなるのか。
暴力団、反社会的組織、ヤクザ。
どれもいいものではないような聞きごこちである。
現代の日本には、これらが存在する。
「暴力団排除条例」や「暴力団対策法」など、規制したりする決まりが作られた。
彼らにとって、今の社会は昔より生きにくくなったと言えるのではないだろうか。
しかしなぜだろうか、彼らがいなくならないのは。
暴力団の悪影響
暴力団は、社会に悪い影響を与えていると言えます。
暴力団は、名前の通り暴行や傷害、脅迫などの暴力行為を行なっている。
それに加えて、詐欺行為や覚せい剤、大麻などの違法薬物の売買などの犯罪や、違法な風俗店の経営、売春、賭博など数え切れないほどの違法行為を行っているでしょう。
暴力団の力
暴力団の大きな力のひとつに「コネクション」があるのではないだろうか。
暴力団は、ありとあらゆる職業のありとあらゆる役職の人たちと裏で繋がっています。
最近あった、吉本興業の闇営業問題。
2011年には、島田紳助氏が暴力団と関係を持ったとして引退しました。
また、政財界やゼネコン、マスコミなどと密接な関係を持っていると言われています。
噂を含めるとキリがないほどです。
暴力団がなくなったら
「暴力団なんか、無くなった方がいいのではないか」
そう思ったこともあるのではないでしょうか。
しかし、ちょっと待ってください。
彼らにも、存在意義があるのです。
無ければ、廃れていたことでしょう。
新しい勢力の台頭
日本に暴力団があるように、世界中どこの国にも反社会的組織というのはあります。
それらは、マフィアやカルテル、ギャングなどと呼ばれていて、確実に暴力団よりも危険だと言えるでしょう。
日本には、暴力団がいるから外国の暴力団は、日本に手を出しません。
しかし、日本から暴力団がいなくなれば、確実に外国のマフィアやカルテルの縄張りになることは避けられないでしょう。
そうなれば、街中にはガラの悪い外国人があふれたり、銃を持った者たちも現れるのではないでしょうか。
そうなれば、「日本は安全な国」という世界の認識は完全に崩れ去ることになるだろう。
警察は止められるのか
警察はこれらを止める力を持っているとは言えません。
拳銃を一発撃つのにも多くの手続きを必要とします。
今のまま、暴力団を完全に排除してしまえば、警察の仕事は確実に増えることと思われる。
これらを踏まえて
暴力団が存在する上でのいい面と悪い面を見てきました。
簡単に言えば、家にいるクモと言ってはどうでしょうか。
巣を作って気持ち悪いし怖いですよね?
噛まれたりするかもしれません。
でも、人の血を吸う蚊や蛾などを退治してくれます。
悪い面があったとしても、いい面があるかもしれません。
もちろんいい面がないものもあります。
後先考えず、暴力団を排除した後のことまで考えずに、「いなくなれ」と思うのは時期尚早ではないでしょうか。
だからと言って、「暴力団ありがとう」などと言えと言っているわけではありません。
うまく共存していくことで、社会の均衡が保たれていると言えるのではないでしょうか
あなたは、どう思いますか?